グルービング工事

専用マシンで硬化した路面に車輌の走行方向と平行あるいは直角方向に切削を行い、複数の浅い溝(安全溝)を同時に施工する工法です。

グルービング工事

乾式グルービング工法

乾式グルービング(安全溝)工法は、通常の路面切断に使用されている乾式路面切断技術をグルービングに応用することにより、一般道路・高速道路などでスリップ事故を未然に防ぐためのグルービング施工を行う技術です。 路面に溝を切り込むことで、路面排水のアップ、ハイドロプレーニングの防止、路面の凍結防止、制動距離の短縮化などに優れたメリットを発揮します。急速に普及が進み、カーブでは操縦安定化、直線道路や滑走路などでは雨天時のスリップ防止、交差点手前では制動距離の短縮化など、多様な現場で採用され事故件数の減少に貢献しています。路面の場所や環境、予想される事故の種類に応じて、溝の幅・深さ・間隔などの組み合わせが自在なので、多様なパターンでの事故防止対策が図れます。

乾式グルービング工法とは、施工時に起きるブレードの摩擦熱の上昇を抑えるため、圧縮空気によりダイヤモンドブレードを冷却します。また施工中に出る切削切粉の排除に関しては集塵装置によりほぼ完全に袋詰めできます。さらに、その切削切粉は再利用することも可能です。 乾式グルービング工法は、効率的で、現場環境に配慮したクリーンなグルービング施工を実現できます。

現在最も普及している縦型安全溝9㎜パターンの施工例。
排水溝は36mm×10mm

道路 基本パターン例

6mmパターン
9mmパターン
幅広パターン
排水口